2006年4月から2008年8月まで受験生かつ2007年12月から大手監査法人勤務だった者が考える「公認会計士試験合格法」

はじめに

今回は、拙いながら、私自身の公認会計士試験の受験生だった頃やそれ以前、それ以降の他の資格試験や能力試験の勉強に励んだことを基にして、「公認会計士試験に合格するためには?」ということを記事にしたいと考えています。

公認会計士試験の独学は可能か?

結論からいうと、無理。

もちろん世の中にできない人はいないということはないと思いますが、それができる人は、他の道に行ったほうが儲かるし、世の中のためだろうと思います笑

もっと独学に向いたテキストもあっただろう(いや、受験専門学校のテキストでもない限り、基本一人で学習に励むことを前提にしていると思ってました)と思いますし、今はYouTubeなどもありますが、日商簿記2級や3級での学習でも、バーンっと一つの出来上がった勘定等のフロー図を、まだ理論を理解しきれていない初学者のとき、流れを理解することに四苦八苦した記憶があります(僕だけ?)。例えば、なぜ決算書には当期純利益があるのに、試算表にはないんだろうとか。(もちろんすべてのテキストに書いてますよ。)

さらに、簿記1級となると、と考えたら難しいなぁと当時思っていました。

簿記という範囲だけでも、公認会計士試験の中心となるのは企業結合会計(広くとらえると連結)といわれる分野で、確かに会計基準等の中に仕訳例が載ってますが、企業再編行為パターンが膨大であり、すべての仕訳例を正確に、かつ、「網羅的」に試験対策することは困難を極めます。ということで、受験専門学校に範囲を絞ってもらって、「これが出るよー」と教えてもらうんですね。仮に、それが出ず、変なパターンが出題されても、誰も解けず、受験専門学校が絞った範囲のみで勝敗がつくわけです。試験では、絶対に変なパターンで加点を狙ってはいけません。

「試験範囲を受験専門学校で絞ってもらう」ということをお伝えしてますが、他の資格試験と違って、公認会計士試験には市販の対策テキストが全くないといえるレベルで見当たりません。

この記事を書いている中で、Amazonで検索してみましたが、私が受験時代に購入したものしかないんじゃないかなと思います。

「受験専門学校が絞った範囲」の網羅テキストが市販されていないんです。確かに現在は、フリマアプリ・サイトで購入できますが、試験で狙われるような改正を加味して、すべてのテキストを購入できるかと言われれば、それは疑問符。また、薄い、足りないと思われる範囲は答案練習といわれる校内テストで補完したりしています。例えば、財務諸表論も、大学の教授先生が書かれた本から考え方を出題していた記憶があります。※万が一、受験生がこの記事を読んでいたとして、その本を直接参照していたら、ただちにやめてくださいね笑 (試験対策の観点からは時間を無駄にするし、実務上ふよ・・です。もちろんそれ以外の目的があるならOK!)ちなみに、僕は、なんか変な調べものを大学の図書館をしていたような気がします。「會計」とかいう小冊子もすこし覗いていたような、會計←よめますか?

租税法という科目や企業法という科目についても、初学者が範囲を絞ることは困難というか、無理です。基本の素養は、独学ではなく、受験専門学校で吸収してください。「誰かに網羅的に教えてもらう」ということを一案と考えていましたが、その誰かが考える範囲は、受験生の大半から外れることになるので、吉と出るか凶とでるかをどう考えるかということになりますね。私は実体験からあえて凶と出ますよと言いたいです。膨大ですからね。。

受験専門学校をどう活用するか

それは入学してから、身近な先輩、講師に納得されてみてくださいね。

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まとめ

今回は、公認会計士試験に合格するためには、独学は無理!、受験専門学校でのカリキュラムだけを消化することが近道という2点に集約できます。

ご参考になれば幸いです。

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