◆YouTubeでみるチャンネルはある程度固定されてしまっていますが、サジェストでたまに出てくる某有名ユーチューバーがでている動画をみていると、武勇伝を概ね以下のような語っておりました。
・10日で1割の利子が必要となる貸付、いわゆるトイチしか知らなかったので、1月1割の利子が安く感じてしまってしまった。
・実際、160万円借りると、一月16万円の利子が必要で、新卒一年目の給与に相当する20万円を返済に充てると、16万円がその利子で、4万円しか元本は減らなかった。これは、とんでもないこと。
・でも、ライブを開催するのにお金は必要だったので、借りた。そして、ライブは成功して一括で返済した。
◆リスクの中でライブは成功したと武勇伝を横にさておき、やはりトイチというイメージで1月1割が安いと思える点に焦点を当てたいなーと思います。
貸す方からみたら、「どこの馬の骨かもわからないやつにカネを貸すリスクはでかい。1月1割ぐらいのリターンぐらい当然だ」という論理かもしれません。しかし、この、年12割の利子というお商売は、日本では法律上(利子率を制限する法律がありますよね。)許されておりません。借りる方も、リスクをとらなければならないという意識だったかもしれませんが。。。
◆利子率といえば、個人では預金利息がまず思い浮かべることが出来ます。これは、今の日本では年0.001-0.01%の間になると思います。次に、リボ払いもありますが、この利子率は、だいたい年18.0%を適用されることが多いのではないでしょうか。この年18%を月にすると1.5%ぐらいになり、上記の例の160万円の一月当たりの利子は2.4万円になり、とんでもない状況だということがより一層わかります。リボも高いといわれていると思うんですけどね。。。
◆参考になりますが、税理士会の不動産アライアンスのフライヤーには、収益不動産の年利回りがだいたい5-8%だと謳っているものが多かったのを記憶しています。また上場株式の配当率は、分母となる株価は株価動くものの、高いもので5%、もちろん無配(株主還元よりも成長投資に重きを置いている等の諸々の理由で)のものもあります。株式は値上がり益を狙えますね。ただ、収益不動産は、入居率などの諸々のリスク、株式は株価が日々動くものであり、元本割れをするリスク等があります。投資は慎重になさってください。
◆仮想通貨の1年で数倍、十数倍に跳ね上がるということもありますが、これは投資というよりも投機というカテゴリーにしたいなーと思っていますね。投機は損することを前提するものという定義でいいです。
◆筆者の結論は、個人の投資は利回り上限8%ぐらいのもので、それ以外は投機。ぐらいがいいんじゃないですかね?