連結決算

財務会計のうち、連結会計・連結決算に関連するカテゴリーのブログ「やさしい会計」の記事です。

連結会計⑨債権債務の相殺消去行ったときの貸倒引当金の調整

はじめに 『連結⑥連結グループ内の内部取引を相殺消去する』で、連結会社相互間の取引があるときの債権債務の相殺消去を取り上げました。 連結グループ内なのに実際に貸倒れが生じるかどうかは別の問題として、相殺消去した債権に対し   →

連結会計⑧企業グループ内で売買したときに生じる未実現損益の消去【固定資産】

はじめに 『連結会計⑦企業グループ内で売買したときに生じる未実現損益の消去【棚卸資産】』で取り上げた未実現利益の消去という処理を行うときは、連結会社グループ内取引において、期末時点で販売先がいまだ在庫として保有するときで   →

連結会計⑦企業グループ内で売買したときに生じる未実現損益の消去【棚卸資産】

はじめに 連結グループを1つと考えるとき、連結グループ内の取引は内部取引となり、相殺消去します。 例えば、親会社から子会社に対する販売を行い、期末時点で売掛金と買掛金が計上されて、未決済のときのようなケースである、取引高   →

連結会計⑥連結グループ内の内部取引を相殺消去する

はじめに 連結会計では、連結会社相互間の取引高及びそれに伴って生じる債権債務は相殺消去します。 連結会社相互間の取引は、連結グループを1つと捉えたとき、内部取引であるからです。 今回は、親会社と子会社の取引について仕訳を   →

連結会計⑤簿記の総合問題では埋没覚悟でないと呼吸ができなくなる、利益剰余金に関連する「開始仕訳」について

※非連結子会社が連結対象になったとき等 開始仕訳を定義からの説明 開始仕訳は、連結仕訳が簿外で行うことから必要な処理となり、過年度に行われた仕訳のうち、当期の期首利益剰余金に影響を及ぼす仕訳を変換した仕訳のことです。 広   →

連結会計④親会社が会社を設立したときや、グループ外の会社を買収したときの最初の決算のはなし

はじめに 連結会計の中で単純合算以降のプロセスである「投資と資本の相殺消去」を取り上げます。 仕事の進捗を交えると、単純合算と「投資と資本の相殺消去」は別々の処理ができます。単純合算は連結決算日以降でないとできませんが、   →

連結会計③持分法:投資している会社の最終損益のみを反映させる方法

持分法のイメージづけをしよう 持分法は、該当する会社(持分法適用会社)をどのように連結財務諸表に取り込むかという連結会計のひとつの論点になります。 連結会計②で単純合算ということを取り上げました。そこでは、貸借対照表、損   →

連結会計②単純合算:「連結上と各個別上の勘定科目」と「海外子会社の換算」と「足すだけ」

はじめに 今回は、連結決算を実際するにあたってのはじめの工程を取り上げたいと思います。 スプレッドシートで実際作成するにあたり、子会社の決算や付随する情報をどの程度収集するか、子会社の期ズレをどうするのかという点も必要で   →

連結会計①イントラダクション: 公認会計士試験の会計学のメイン論点でしたが簿記検定2級の試験の範囲になり、試験でも実務でも最重要論点となっています。

はじめに 今回は、連結会計の導入部分について取り上げたいと思います。2017年より日商簿記検定2級の試験範囲となりましたが、それ以前までは1級の試験範囲でした。連結会計というものが難しくても、それだけ重要性が高いというこ   →