筆者が保有している公認不正検査士(CFE)という資格とは?

はじめに

公認不正検査士(以下、CFE)という資格を持っています。

CFEは国家資格ではなく民間資格です。

私の印象論になってしまいますけれど、公認会計士の方も持っている方がたくさんいて、たまに公務員の方をみるものの、弁護士や上場企業勤務の方々で全体に対して大きな割合を占めているような気がします。

CFEという資格は、数年前日経にも取り上げられたことがありますし、ホームページも存在しますので、概要等はそちらに譲るとして、私がなぜこの資格をもっているかを差し支えないよう記事にさせていただきたいなと思います。

また、ブログでなぜ取り上げようかと思ったのかですが、今はもうやめましたが出身大学の(オールエイジの)同窓会の監事などをつとめさせていただいたことがありまして、何度か作り直した名刺の中のひとつに「公認会計士 公認不正検査士」という資格で名乗っているものから名簿を作られたことがありました。要は、職業欄を「公認会計士 公認不正検査士」とされたことがありまして、「公認不正検査士」っていうネーミングってオールエイジでも少しあれなのかなぁと思ったので、、という感じです。

内部統制、しくみから外れてしまったら「不正」というじゃないですか。なんならシステムのエラーメッセージですら「それは不正です」となります。

私が卒業した大学の学部は、卒業論文は卒業にするにあたり必須ではなかったのですが、ゼミに所属していたので、一応提出しました。

最終的なテーマは内部統制報告制度だったのですが、当時会計士試験受験真っ只中ということもあり、ほとんど時間がかけられず(いや、かけたくなく)、クオリティはかなり低いものでした。

卒論テーマは、当初、本屋さんか図書館かはもはや忘れましたが、本のジャケットから無形固定資産を選んだのですが、購入した本(M&A 無形資産評価の実務)が全然読めませんでした。完全なる能力不足です笑

それで、まだ試験と関連性のあるような内部統制報告制度に変更しました。ちなみにもう読めないということは思いますが、この本そのものにリベンジはしてません。

そんなわけで、内部統制というものに興味を覚えていました。(卒論のテーマだからと言わずに、会計士だからといってもいいような気がしますが)。その流れから、内部統制の逸脱事例としての不正、そして、その資格化されているCFEというものを受験してみようかなと思いました。

公認不正検査士(CFE)資格を知ったきっかけ

以前の記事でも少し触れましたが、会計士受験時代(2006年4月)が始まったぐらい、商法から会社法に改正された時期がありまして、その会社法立法担当者の方の分厚い本がでて、購入したんですが、ブログも運営されていました。たしかその経緯だったと記憶しているんですが、そのブログから大阪の弁護士の方のブログにたどりつきまして、その方のブログも受験生のときから定期的に読むようになりました。そのブログでCFEが取り上げられていたから知りました。

CFEへの第一歩

手元にある資料を振り返ると2015年1月にACFE Japanに入会し、2015年5月の試験で合格しました。サイト上、試験の難易度はそれほど高くないみたいなことが謳われています。そんなことを謳っていたのでそれなりに圧をかけて勉強しましたが、実際1回の受験で済みました。

また、合格当時、資格要件の「2年以上の不正対策関連業務経験」を満たしてなかったので、CFE認定の2016年9月まで少し時間がかかりました。

資格の人生貢献度は?

会計士受験時代、今では当たり前の「不正のトライアングル」という概念がなく、私が「不正のトライアングル」に初めて触れたのはCFEなのです(ほとんど同時期で、若輩なので、本当にCFEが発祥か峻別できませんが)が、知識の幅が広がります。また、転職や昇進等の人事考課の材料にされることもあるようです(公認会計士資格も含めて、その企業の方針によりますけどね)

私自身の体験談としては、一度だけ「CFEを保有しているから」ということでお仕事をさせていただいたことがあります(なお、不正調査ではございません)。

それゆえ、事業を切り拓く(例えば、会計事務所とか)という性質のものでは今のところないように思うのですが、使い手によっては大きく補完されるものだと思います。

以上、簡単ではありますが、筆者が保有している資格のご紹介でした!

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